二拠点暮らしの軽EV  新車購入後1年

くえもんの実測ノート — 能登の最果てと金沢、二拠点暮らしの軽EV

軽EVとガソリン軽自動車、結局どっちが得なのか

2025年5月、三菱「eKクロス EV」に乗り換えた。能登半島の最果てと金沢周辺を行き来する二地域居住のため、走行距離はどうしても長めになる。勢いだけでなく数字で確認しておきたい。電気代・ガソリン代・車両価格差から「何年乗れば元が取れるか」を計算するツールを作った。下の数字は自分の環境に合わせて自由に動かせる。

※ 個々の数値(電気料金プラン、実燃費、地域のガソリン価格、受けられる補助金額)は人によって大きく異なる。このツールはあくまで概算のシミュレーションであり、購入判断を保証するものではない。

まず結論:損益分岐点はスライダーの右側にある

車両価格そのものは、まだ軽EVの方が高いことが多い。差額を燃料費の節約でどれだけの年数で埋められるかが分かれ目になる。

損益分岐点
この時点で総コストが逆転する
年間の燃料費差
円/年
EVが浮かせる金額(メンテ差込み)
保有年数終了時点の損得
プラスならEVが得

数字を自分の条件に合わせる

スライダーを動かすと、上の結果とグラフが即座に再計算される。初期値はeKクロスEV(2024年5月改良モデル)と同クラスのガソリン軽自動車、2026年7月時点のレギュラーガソリン全国平均(約170円/L)を目安に設定している。

車両価格
走行と燃料単価
維持費の差
累計コスト:軽EV 累計コスト:ガソリン車
能登の最果てと金沢周辺の行き来は、片道でおおむね100km超級の距離になる。eKクロスEVのWLTC航続距離は180kmだが、冬季や山間部では実航続が7割程度まで落ち込む例も報告されており、片道での余裕は思うほど大きくない。往復の頻度が高いなら、途中の急速充電スポットの有無や所要時間もセットで検討したい(本ツールの燃料費計算には含めていない)。

この計算に入れているもの・入れていないもの

入れているもの:車両価格差、走行距離に応じた燃料費(電気代/ガソリン代)、年間メンテナンス費の差(オイル交換・エレメント交換など消耗品がEVは少ない分を概算で反映)。

入れていないもの:自動車税のグリーン化特例(新車登録翌年度、EVはおおむね概ね75%軽減)、自宅への充電設備の設置費用、車両保険料の差、将来の下取り・買取価格の差、急速充電を使った場合の割高な料金。これらは個別性が強いため、まずは「日常の燃料費」だけで比べられるようにした。厳密に見るほど軽EVに不利な要素(充電設備費、航続距離の短さによる長距離利用の制約)と有利な要素(税制優遇、メンテ費の少なさ)の両方があるので、気になる項目があれば上のメンテ費スライダーで調整してほしい。

参考にした数値

  • eKクロスEV:バッテリー容量20kWh、WLTCモード航続距離180km、車両価格帯219.3万〜313.2万円(グレードにより変動)
  • 実電費:市街地エアコンオフで13km/kWh前後、冬季山間部では7km/kWh台まで低下した実測例あり。本ツールの初期値8.0km/kWhは季節・地形を平均した目安
  • レギュラーガソリン価格:2026年7月時点の全国平均169.9円/L(資源エネルギー庁調査、政府の激変緩和措置適用後)

数値は各種公表情報・実測レポートをもとにした概算であり、地域・使用環境により変動する。

能登の最果てと金沢を往復する暮らしでの実際の使用感(積雪期の航続距離低下、途中の充電スポット事情など)は、また別記事でまとめる予定。二地域居住や長距離通いで軽EVを検討している方の参考になれば。
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